9.こだわりの「華の館」ブルーミストさわべ
              大型店顔負けの広域商圏を形成

                                  Bloomistさわべ(筒井町)澤辺常男氏













  店主の澤辺さんは、花木の行商からスタート、昭和43年近鉄筒井駅前にて開業、平成7年には

筒井町に本店を開設、一貫して「こだわり」のフラワーショップで注目を集めている。この本店(写真)は、

一見してヨーロピアンスタイルの洒落たガーデンといった感じの造り。店頭全面総ガラス張り、華やかな

胡蝶蘭が目に映る、店内全体が自然につくられたお庭といった感じで、癒やしの空間そのものを演出

している。また駐車場は環境に良くないアスハルトは一切使わないで、鉄道の枕木を買ってきて敷き

詰めている。店頭出入りのスペースもレンガづくりで水はけに配慮する徹底振りである。

とにかく、店主の仕事へのこだわりは半端ではない。これだと狙った本物は徹底的に自分の足で、

自分の目で納得の行くまで探求する。今のヨーロピアンスタイルのお店にしても、さかのぼれば30数年前、

ドイツ中心にヨーロッパをはじめアメリカ界隈まで何十日間もかけて単独で現場探求に出かけたのが

始まりという。

 こだわりの仕入、こだわりの加工、こだわりの販売、そして土へのこだわり、環境への配慮等々・・・。

根っから花が好きだから・この仕事が好きだから「こだわれる」と言う。今の時代は専門店の時代で、

エルメスやルイビトンが売れているのは、品物にこだわりがあるからだとも言う。こだわって仕事をして

来た証は、財団法人食品流通構造改善促進機構から毎年受賞している栄誉ある『匠』の称号にある。

さらに、これまでも小売店全国コンクール花小売部門において特に優秀と認められて、農林水産大臣賞

も受賞されていることからも明白である。

 ご主人は次の夢(?)を5年計画で実現さやせるために沖縄・鹿児島をはじめ全国いろんな所に出向

いているが、それを見守りながら、しっかり陰で支えているのが奥さんである。その支えがあるから自由

に飛びまわれるし、独自のこだわりも生まれるとご本人は自負をしている。

    (営業時間:午前10時〜午後7時  年中無休   電話0743−56−5187)